主に十日町市を中心に健康麻将(マージャン)の普及を目指して活動しています。

「仮説『麻雀は滅びる』」に思う3

賭けマージャンが話題に

なんか、東京高検の偉い人が
新聞社の人と賭けマージャンをしていたと
話題になっていますね。

定年延長がどうのこうのとかと絡めて
政権攻撃の格好の標的にされそうですが

声を大にして言いたいのは
「マージャンに罪はない」ということ。

「火」でも「刃物」でも使い方を誤れば
危険なものになり得ます。

健康マージャン普及に携わってきた
諸先輩方のおかげで、近年では
「マージャンは認知症予防になる」といった
イメージが付いてきました。

今回の一件が
マージャンのイメージダウンにならないことを
祈るばかりです。


プロの魅力

(以下をお読みになる前に
「仮説『麻雀は滅びる』に思う1」
「仮説『麻雀は滅びる』に思う2」
ご覧ください)

現役のプロ将棋棋士であり
前日本将棋連盟会長の
谷川浩司九段の言葉に
「将棋の棋士には勝負師の部分と
 芸術家の部分と研究者の部分がある」
というものがあります。

もちろん、棋士は
勝負(対局)に勝つことを目標としています。

それと同時に、棋士は
「ここでこの手を指したらどうなるのだろう」
という、研究者としての一面も持っており
実戦で新しい手を試したり、
棋士同士での研究会で検討したりしています。

また、棋士の棋譜は永く残るものであり
プロ棋士は「鑑賞にたえる」棋譜を
後世に残したいという思いもあります。

「鑑賞にたえる、美しい棋譜」を作るためには
自分一人だけでなく、敵である対局者との
共同作業となりますが、これがプロ棋士が
「芸術家」と言われるゆえんかと思われます。

また、棋士はそれぞれ
攻めが得意、受けが得意などの
いわゆる「棋風」があり、
序盤が得意な棋士、終盤が得意な棋士など
様々なタイプがいます。

この一人ひとり違う個性が
棋士の魅力となっています。

藤井聡太七段は
連勝記録や最年少記録で話題になりましたが
詰将棋選手権で五連覇するなどの実力者です。

また、七冠王で各タイトルの永世資格を持つ
羽生善治九段は、実力はもちろんのこと
居飛車・振飛車を使いこなし
「羽生マジック」と呼ばれる、
誰も思いつかないような絶妙手で
ファンを魅了しています。

相手の手の内がわからないマージャンと
完全情報ゲームである将棋を
同列に比較することはできませんが
実力と個性が
プロの「セールスポイント」になるという点では
共通しているところです。

将棋の世界では、プロ棋士が
人工知能(AI)に勝てなくなりました。

ですが、それは
科学技術の進歩の結果であり
100m走で人間が自動車に勝てなくても
「勝てないから100m走は終わり」とは
誰も言いません。





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