主に十日町市を中心に健康麻将(マージャン)の普及を目指して活動しています。

マージャンAI(エーアイ)

最近はやりの人工知能・AI。
将棋の世界ではプロ棋士を
はるかに超えてしまった模様ですが
マージャンの世界でもAIが開発されていることを
最近知りました。

オンライン対戦マージャン・天鳳の
特上卓に出没する「スーパーフェニックス」。
アカウント名は○に囲まれたnにSuphx。
Super Phoenixの略のもようです。

開発者は不明とのことですが
twitterで情報発信をされています。

天鳳の特上卓は四段・R1800以上の人しか打てませんが
その中でSuphxは「九段・R2100」という
とんでもない成績で現れます。

何度か同卓しましたが
段位と表示レート(R)に、まず萎縮してしまいます。

マージャンAIについてちょっと調べてみました。
・天鳳ではAIが特上卓で打つことは許可されているが
  (事前申請が必要?)、鳳凰卓では禁止
・ほかにも爆打(ばくうち)、NAGA(ナーガ)などの
  AIアカウントがある
・軒並み強い(NAGAは八段、Suphxと爆打は九段)
・上記3アカウントの前には○に囲まれたnが付いている

なるほど。
アカウントの前の○印nで
「これはAIのアカウントだよ」と知らせているんですね。

もちろん、AIだからといって
Suphxは山を全部知っているわけではありません。
ちゃんとラスも引きます。
ですが、4着率がとんでもなく低い。

手元に2019年5月21日・3,800戦時の成績があるのですが
放縦率が10.0%というのは驚異的に低い数字です。
にもかかわらず、和了率23.0%というのは優秀。
オリてばかりの雀士というわけではなさそうです。
副露率31.9%、立直率18.2%は平均的な数字。

細かいことはよくわかりませんが
マージャンAIがここまで強いというのは
マージャンというゲームが
数学的に解明可能であるということを
示唆しているものと考えます。

もちろん、スーパーフェニックスの打ち方が
絶対であるとは言いません。
今後の研究で、さらに強いAIが現れることでしょう。

将棋の電王戦で、プロ棋士はソフトに圧倒されました。
マージャンの世界でも同じことが起きようとしています。

ショッキングなことかもしれませんが
我々は現実を直視しなければならないのだと思います。





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