相対的な思考のススメ
管理人は以前、営業職をしていました。
特に営業ノルマは課されてはいなかったのですが
やはり顧客件数の増減等は気になるもので
「今月はやけに新規の件数が増えたなー」
という月もあれば
「今年に入ってどんどん件数が減ってるなー」
と思うことも。
件数が増えているときでも
「競合他社が同じ割合で件数を伸ばしていれば
それは引き分け」
件数が変わらなくても
「競合他社が件数が減らしていればウチの勝ち」
要するに「業界シェア」で考えなきゃいけない、と
考えていました。
単純な売り上げや件数だけじゃないんですよねー
…と上司には言えませんでしたが。
話は変わりますが
10月から消費税が8%から10%に上がる予定です。
しかしそれに伴って給料が変わらなかったら、
それは実質的な"賃下げ"です。
具体的に言えば、月給20万円の人が
4,000円未満の昇給であれば、
見た目の給料は上がったかもしれませんが
増税後は給料が下がったことになります。
その増税分を電子マネーやポイントで還元するとか
そもそも消費増税を延期するとか
いろいろな噂がありますが、どうなるんでしょうね。
消費税だけの問題ではなく、原料や輸送コストなどの
上昇に伴う物価上昇(インフレ率)とも
実質賃金は関係します。
管理人の両親は
「子どもの頃はアイスキャンディーは5円、
アイスクリームは10円だった」と言います。
昭和20~30年代の話でしょうが、今と比較して
物価が10分の1以下であったことがわかります。
いま、老後の貯えとしてが1,000万円の預金があるとします。
しかし、管理人が年金を受給するような年齢になったら
物価ってどうなっているか分かりませんよね。
20年後の物価上昇率が10%だとすると
大雑把に考えて、預金が10%目減りしたことになります。
1,000万円の預金が900万円になるようなものです。
老後の貯金がいくらあっても不安になりますね。
マージャンでも、オーラスのアガりトップの時の1,000点は
東1局の1,000点よりも、はるかに価値が高くなります。
普段から見た目の数字に惑わされない
相対的な考え方をする習慣をつけておいた方が
いいのではないかというお話でした。
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