主に十日町市を中心に健康麻将(マージャン)の普及を目指して活動しています。

緊急事態宣言発令

新潟県内でも相次いで感染者が

今日(4月7日)、
新型コロナウイルス感染拡大を受けて
7都府県に緊急事態宣言が発令されました。

政府対策本部による同宣言の発令を受け
十日町市にも
「新型コロナウイルス感染症対策本部」が
設置されたとのことです。

新潟県内ではこれまで
新潟市・小千谷市・燕市において
感染者が確認されていましたが
今日、新たに柏崎市・阿賀野市においても
新型コロナウイルスの感染者が
確認されたとの報道が。

今日、明らかになった感染者は
お二人とも東京からの帰省者とのこと。

この年度末・年度はじめの時期、
十日町市からも受験・進学などの理由で
首都圏へ行った方も、また
首都圏から帰省された方も多いかと思われます。

ですので、十日町市内においても
感染者がいると想定するのが
自然です。


魚沼医療圏には医師が少ない

新潟県は人口比に対する医師数が少なく
2019年のデータによると、人口10万人あたりの
医師の数(医師偏在指標)は
東京都が全国1位の329.0なのに対し
新潟県は全国46位の169.8なのだそうです
(全国平均は238.3)。

さらに、新潟県にある7つの医療圏(下越、新潟、
県央、中越、魚沼、上越、佐渡)で見た
医師偏在指標によると
十日町市が含まれる魚沼医療圏は
県央、佐渡に次いでワースト3位の
114.6とのこと。

新潟医療圏は233.9。
人口10万人当たり、約234人の医師がいるのに対し
魚沼医療圏は新潟医療圏と比較して
半数以下の医師しかいないということであり

またこれは人口10万人当たりの指標であるため
人口が新潟医療圏の4分の1以下である
魚沼医療圏域には
実数では新潟医療圏の8分の1以下しか
医師がいないということです。

新潟県は深刻な「医療過疎県」であり、
その中でも十日町市を含む魚沼は
「医療過疎地中の過疎地」です
(佐渡をはじめ、全国には
 もっと大変な地域もありますが)。

こんな中、やみくもにPCR検査の数を増やして
十日町病院や魚沼基幹病院に
感染者、または感染疑い者が殺到するか思うと
ゾッとします。


十日町市の医療の現状を知ってもらいたくて

地域医療的な観点から
魚沼地域の医療が脆いということを
数値に基づいて客観的に示したくて
このコラムを書きました。

緊急事態宣言は決して
遠く首都圏や関西の問題ではありません。

飲食関係をはじめとするサービス業の方には
たいへん申し訳ありませんが
今までよりも更に緊張感をもって
会食を慎むなどの自粛生活を続けていきましょう。

※4月9日 追記
 ・NHK新潟の夕方のニュースによると
  新潟県の医師偏在指標は47都道府県のうち
   最下位とのこと(何年のデータか不明)





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